ずっと読みたいと思っていた『源氏物語』完結記念 限定箱入り 全三巻セットを2021年 令和3年 新年に読んでみました。
平安時代に生まれた不朽の名作と言えば源氏物語かなぁと思うのですがあなたはいかがでしょうか。
源氏物語は1000年以上も過ぎた現代においても世界中の方々の心をもひきつけているといわれていますよね。
なぜ?1000年以上も読み継がれているのでしょうか。
これまで、私にとっての源氏物語は、長編小説、難解、読みにくい印象が濃かったのですが。
作家角田光代さんが5年の歳月をかけて2020年2月に完結された『源氏物語』完結記念 限定箱入り 全三巻セットは、
読みやすい、登場人物の関係が良くわかる、面白い、源氏物語の短編小説のような楽しい物語を読んだ感じでした。
私も一気に読み進めてしまいましたので、源氏物語に興味はあるが長編で・・・難解な?と、思っている方にもおススメの一冊でしょうか。
源氏物語には藤壺、葵の上、夕顔、紫の上などなどそれぞれ魅力的な女性が登場します。
源氏物語を楽しく読むために少し調べたことをかいてみます。
作者 紫式部は20代で夫を亡くし、約1年間は悲しみにくれて何も手につかなかったのだそう・・・。
結婚3年目で夫を亡くしたのですからその悲しみはなかなか癒せなかったことでしょう。
そして、書き始めたのが源氏物語だったとか、やがて宮中で働くことになったのだそうです。
源氏物語と言えば、だれでも光源氏はご存じでしょう。
光源氏はといえばプレイボーイ?というイメージがありますか?
母親の身分が低かった光源氏は皇子なのに臣下とされてしまいます。
そんなことから、天皇になれる能力があるのになれない、心に大きな穴を抱えた方だったそうです。
そして心から愛する女性は父のお妃という、なんとも苦難、恋も仕事も苦難な現実が光源氏の過激な恋愛の原因かも・・・。
というと、
源氏物語は男女の恋愛物語?なのでしょうか?
そうではないような?
これは私の感想です。
光源氏を取り巻く、藤壺、葵の上、夕顔、紫の上、浮舟、六条御息所、朧月夜の7人の女君たちの恋愛だけではないと思います。
源氏物語はその時代の政治や歴史を通して心の様を描いた物語のような・・・?
宿命、運命は、現代にも通じるものがあるかもしれないですね。
そしてふと思う…もしも、新型コロナの影響などなかったならば新年は京都 宇治を旅していたかもしれない。
宇治市には源氏物語ミユージアムがありますよね。
帰省のたびに何度か訪れている場所ですが、開館したのが1998年ですね。
源氏物語ミュージアムには、光源氏や宇治十帖の世界がわかりやすく紹介されていたり、平安時代の調度品のレプリカ、牛車が実物大、寝殿造りの縮小模型などの展示物もありますね。
また図書館やミュージアムショップもあり楽しみなところなんですが。
コロナの不安はまだまだ続くのでしょう。1日も早い終息を祈りたいです。
源氏物語は平安人の心で「源氏物語」を読む (朝日選書)などほかにもいろいろ出ていますので参考にしてください。
今日は『源氏物語』完結記念 限定箱入り 全三巻セット…記しました。
ではまた…。